最初に、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、現在の日本の社会現象として、高齢化・少子化が深刻な問題となっておりますが、モータースポーツ界においても高齢化、若者減少傾向が拡大しており、オーガナイザー(レース主催者)がエントラント(レース参加者)を広く呼びかけているのが現状です。
かつてのバブル崩壊前には、モータースポーツ入門クラスはかなりのエントラント数で賑わい、予選を通過する為には必死に練習を積み重ね、車両の熟成を高めて、やっとの思いで決勝レースに出場できる状態でした。
私もその時の嬉しさは今でも忘れられません。
それが現在はどうでしょうか?
エントラント数も激減し、エントリーすれば決勝レースに出場できる現状です。
パドックに入りきれない位の、競技車両で賑わっていたモータースポーツ界はどこへ行ってしまったのでしょうか?
時代の流れで自動車の性能は飛躍的に向上し、それに比例して車両に注ぎこむ資金も増え、一般のサラリーマンでは容易にレース参加できない贅沢なスポーツになってしまっていると感じます。
私自身、決して裕福な環境に居るわけではなく、長年モータースポーツを続けられているのは、一重にその魅力に取り付かれるからでしょう。
そしてモータースポーツは決して「1人」では出来ません。
大会を開催する主催者、レースを支えるオフィシャル、そしてチームのドライバーやメカニックそしてチームに係わるスタッフやスポンサー等、沢山の方々が尊い支援があり、はじめてレースは成立します。
私一人の力では微力ですが、沢山の方々と力を合わせて、低迷したモータースポーツ界を盛り上げ、それに伴い東日本の復興に少しでも、勇気や元気を与えることが出来ればと思います。
モータースポーツ界の発展、東日本の復興、の為、まずは私達が出来ることから始めたいと思います。
私自身、スーパー耐久は初参戦であり、更にチームスポンサー並びにフィットファンの期待等、大きなプレッシャーはありますが、精一杯頑張りますのでご声援宜しくお願い申し上げます。
また今回、スーパー耐久にドライバーとしてデビューの機会を頂いた、BRP代表奥村浩一氏には心より感謝致します。
BRP S耐プロジェクト ドライバー 鍋家 武
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