仕事がら海外には行きますが、その度にだいたい空港でその国の車雑誌(チューニング・レース雑誌)を買います。
その国のチューニングやレースの方向性(文化)とかが見えて面白いです。
先日、香港に行ったときにチューニングカー雑誌の中で、日本のS耐の記事がありました。カラーで5ページの特集で今年のS耐の事がしっかり描かれていました。
日本だとチューニングカー雑誌にはレースの情報(特集)が載る事は以外と稀です。
日本だとレースとチューニングカーの住み分けができているという事だと思うのですが、海外ではチューニングカーの延長線上にハコ車のレースがあるイメージなのかもしれません。私はカートレースからレースの世界に入ったわけではなく、チューニングカーからレースの世界に入ったので、できればそのようなステップが踏める雑誌等が日本でももっと増えると良いな~と思います。
香港では日本車のチューニングは非常に人気で、日本の有名ショップの代理店が数多くあり、雑誌を見ていると日本の10年~15年前の状況に思えます。カラーリングやパーツも、日本のトレンドとは若干違う感じで、やはり国民性(趣向)の違いが出てこれも面白いです。
S耐もスーパーGTもアジアを中心とした海外ラウンドが増えて行きそうですし、アジア各国で国際サーキットが造られる計画も沢山あるようです。日本のレースが海外に出ていく事は賛成ですが、チームにかかる負担が大きくそのサポート体制が国や自動車メーカーなどがサポートしてもらえないと、なかなか厳しい現実があります。今年のS耐も2戦アジアラウンドが計画されていますが、実現できるか?難しい所だと思います。
最近FAIGT3規格のレースが人気で、世界的にみるとハコ車での日本車の存在が少し小さくなってしまったかな?と感じてしまいます。S耐も今年からGT3クラスにはスーパーGTのGT300クラスの車両が沢山参戦する事になり、外車勢が増えていく感じです。GT3規格の日本車がGTRだけというのが寂しい限りです、早くホンダがNSXを発売して、合わせてGT500とGT3のNSXがリリースされれば非常に面白い展開が海外でも起こると思います。
日本メーカーがようやくスポーツカーに帰ってきました。今後5年が次の日本のモータースポーツの未来を占う重要な時期になるんだろうな~と思います。今サーキットで走っている車は優に10年以上前の車も非常に多いので、という事はこの5年の日本車の動きが、この先10年以上先の日本のモータースポーツの未来だと思います。
老後に楽しいスポーツカーが残り、それを一緒に楽しめる仲間が居てくれるように、今から頑張らないと!
さぁ~モータースポーツシーズンいよいよ開幕です!
皆さん頑張りますので応援よろしくお願いしますm(__)m
これはsingle.php